コランブリセ(生産者紹介)

ムーラン・ナ・ヴァンを代表する造り手

ムーラン・ナ・ヴァンを代表する造り手

1936年に最も早くAOCを獲得するなど、ムーラン・ナ・ヴァンはボジョレーを代表する産地として知られています。
もともと風車を意味するこの言葉で呼称されるようになったのは、そこに実在していた風車のあるホスピスが管理していた葡萄畑を1926年にコランブリセが取得したことに由来します。以降、ボジョレーにある村名AOC、クリュ・ボジョレーの中でも代表的な造り手として知られています。

コランブリセ創業の歴史
コランブリセ創業の歴史

創業は1821年

コランブリセ創業の歴史は、19世紀にまで遡ります。1820年代、マコネー地区でワイン商を営んでいたRoberjot-Puy卿は、マコネーの南に位置するヴァンゼルのバレル(樽)メーカーであるGenty家と協定関係を結び、ここにCOLLIN-BOURISSET(以下、コランブリセ)の礎が築かれます。その後、事業はGenty家とその一族によって代々受け継がれ、パリやフランス北部・ベルギーでの販売へと成長を遂げます。1880年代に入ると創業家当主の義理の息子にあたるPierre-EugèneCollinへ事業が受け継がれ、その長男のHenriCollinへと引き継がれます。1902年にHenriCollinはLouisBourissetをパートナーとして迎え、ここにコランブリセが誕生することになりました。

世界中へ販路を拡大
世界中へ販路を拡大

世界中へ販路を拡大

第一次大戦後は本格的に取引先を拡大。1921年にカナダの”Québec Liquor Commission”からブルゴーニュワイン10,000ケースのオーダーを受け、禁酒法が撤廃されたカナダのケベック州最初のフランスワインを輸出しました。
1920年代にはヨーロッパ各国、中国やさらに日本へもワインの輸出を手掛け、以降ますます世界中へ販路を拡大します。
しかし1980年に入る頃、Collin家に後継者がいなかったため、コランブリセはMaison JeanLoronの出資を受けることになり、2014年以降はパートナーとしてお互いの相乗効果を発揮しています。

品質へのこだわり
品質へのこだわり
品質へのこだわり
品質へのこだわり

そして現在

ボジョレーでは、クリュ・ボジョレーの[ムーラン・ナ・ヴァン]。マコンでも、マコネー地区の[プイィフュイッセ]。
それぞれで知られた産地を持つ代表的な造り手として、今もなお品質へのこだわりを大切にしています。
それぞれの土壌の持つポテンシャル、テロワールを最大限に活かすことを目指し、全ての工程に妥協を認めない実直な姿勢を貫いています。

マコン・ヴィラージュ

マコネー地区は粘土質石灰岩の土壌でシャルドネに理想的な環境であること、11世紀にはすでに栽培されていたことなどから、シャルドネの故郷とも呼ばれており、コランブリセが特に自信をもつマコン・ヴィラージュは格別です。
また、ロマネシュトランとシェナの村の間にわたる「ムーラン・ナ・ヴァン」として知られるエリアで、1926年にそこにあったホスピスのぶどう園の独占権を取得。砂質花崗岩の土壌(ルペレオン村)や粘土チョークの土壌(レピエールドレ地域)など、ボジョレーの豊かで多様なテロワールを感じることができます。

コランブリセ
コランブリセ
コランブリセ
料理とワインの素晴らしいコラボレーション
料理とワインの素晴らしいコラボレーション

また、本来ブルゴーニュの土壌と気候が適しているとされる高品質ワインを代表する品種である上品なピノ・ノワール。
フランスの南西部を起源とする重厚なマルベック。はっきりとした個性を持ちながらどこか親しみやすいワインは、レストランやビストロで、伝統的なお料理はもちろん、現代風にアレンジした新しいお料理や、もちろんご家庭のお料理との素晴らしいコラボレーションをお楽しみいただけることでしょう。

タイトルとURLをコピーしました